2015年1月9日金曜日

日本で一番有名な豆「大豆」

「豆類」の中でも日本人になじみの深い「大豆」。
食用、加工食品、植物油、果てはプラスチック製品と
様々な利用をされています。
成熟したダイズ

暗所で発芽させれば「もやし」。
安価でおいしい炒め物などにはもってこいの食材です。
未熟大豆を枝ごと収穫してサヤごと茹でると「枝豆」。
ビールのお供に欠かせない一品。
そして成熟したものが「大豆」。
加工前でも大きく3種類に分けられるまさに「ミラクルフード」。

これを加工すると、また様々な製品になります。
「味噌」「醤油」「納豆」「豆乳」「おから」「湯葉」「豆腐」。
「豆腐」も揚げれば「油揚げ」「厚揚げ」。
焼くと「焼き豆腐」、茹でると「湯豆腐」、凍らせると「高野豆腐」。
これだけの種類がある原材料もそうそうないのではないでしょうか。
日本の朝ごはん「味噌汁」

また、植物性の油としても利用されていて、調理油をはじめ
インク用、プラスチック生成用、工業燃料にも使われています。
この搾りカスも「醤油」などの原料にしたり、飼料として活用され、
比較的リーズナブルに利用できる為、途上国の大豆油世界消費は
全世界の87%にも上ります。
食用油では一番安価な「大豆油」

主な生産国は南北アメリカ大陸で、アメリカ・ブラジル・アルゼンチン。
アジアでも中国・インドで多く栽培されています。
我が日本はほぼ輸入に頼っていまして、ほとんどが中国産。
中国からの輸入量は2010年で5.23億t。想像できない量ですね。
自国生産は同2010年で22.28万t。桁が3つ違います。

では消費量は、といいますと2005年で534.8万t。
大豆油で429.6万t、食用で105.2万t。
多いと感じますが、これでも消費量は世界一とはいかず、
人口1人当たりでもトルコが上回っています(2009年)。
ただ、1人当たりの供給カロリーはダントツ1位(2009年)。
如何に日本人が上手に大豆を摂取しているか、ということでしょう。

今日は利用方法を焦点に「大豆」を見てきました。
次回は栽培に関して見ていきたいと思います。


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