2015年2月13日金曜日

耕作放棄地には「マメ」を植えましょう!

昨年9月に報道されました「耕作放棄地」への増税。
現在は検討段階ではありますが、近い将来施行されるのは
ほぼ確実といえるところまで来ています。

そもそも耕作放棄地とは、農作物が1年以上作付けされず、
土地を所有する農家が数年の内に作付けする予定が無い場所。
今では航空写真を使って田畑の雑草の様子を見て判断されたり
するのだそうです。

平成17年統計で全国に386,000haもの耕作放棄地があります。
これは埼玉県の全面積(379,800ha)以上の広さなのです。
如何に使われていない土地が多いかがわかります。

今後、耕作放棄地を所有する者に対して、現在の2~3倍の
固定資産税を掛けていく方針だそうです。
逆に、「農地バンク」へ貸し出した場合は、ゼロにすることも
併記されています。

しかし、「どこの誰だか分からない人に貸したくない」方も
実際結構多くいらっしゃいます。
そこで、痩せた土地でも栽培が可能な植物を植えよう、
「マメ科」の栽培を始めよう!ということです。

大豆をはじめとするマメ科の植物は、堆肥を他の植物より
必要としません。また、水遣りの頻度も少なく済むため
あまり手間がかからない「お手軽」な植物です。

もちろん、収穫に期待する場合は、適切な追肥、水遣りなど
十分な管理が必要となります。
加えて、ただマメを栽培しても「耕作放棄地」に当たらないわけでは
なく、ちゃんと他の雑草は刈り取る必要があります。

各自治体でも耕作放棄地の有効活用制度があります。
農地を持っていない方で栽培がしてみたい方は、この機会に
各都道府県や市町村に聞いてみてはいかがでしょうか。
そこまで莫大な資金がなくても農業ができるチャンスかもしれません。

もちろん我が「なたまめ普及会」も、設立当初より
様々な耕作放棄地を利用して「なたまめ」を栽培しています。
今年も新たな耕作放棄地を探して周っています。

なたまめも無論マメ科。
耕作放棄地の復活には是非「なたまめ」をどうぞ!

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