大きなさやを実らせ、ぐんぐんとつるを伸ばす赤なたまめ。
そんな赤なたまめの成長は、もちろん一粒の「種」から始まります。
ところが、この種にはちょっと意外な特徴があります。
それは、種の皮がとても硬いことです。
赤なたまめの種は硬い皮に守られている
赤なたまめの種を実際に触ってみると、表面がしっかりとしていて、とても硬いことがわかります。
この硬い種皮は、中にある大切な部分を乾燥や外部からの刺激などから守る役割をしています。
一方で、栽培するときには、この硬さによって水が種の中まで浸透しにくく、発芽に時間がかかることがあります。
発芽を助ける「ひと工夫」
そこで行われることがあるのが、種皮に軽く傷を付ける方法です。
硬い種皮の一部を少し削るなどして水を吸収しやすくし、発芽を促します。
植物の栽培では、このように硬い種皮に傷を付ける処理を「硬実処理」などと呼ぶことがあります。
ただし、傷を深く付けすぎると種の内部を傷めてしまう可能性があるため、注意が必要です。
栽培方法や種の状態によっては、そのまま種をまいたり、水に浸してからまいたりする場合もあります。
硬い種から力強い芽が!
水を吸収した種は少しずつ変化し、やがて種皮を押し開くようにして芽を出します。
硬い種から小さな芽が顔を出す瞬間は、赤なたまめの成長の中でも興味深い場面です。
そこからつるを伸ばし、大きな葉を茂らせ、鮮やかな赤い花を咲かせ、最後には立派なさやを実らせます。
あの大きな赤なたまめも、始まりは硬い一粒の種なのです。
赤なたまめの成長を知ると、お茶も少し身近に
普段は赤なたまめ茶として目にすることが多い赤なたまめですが、植物として見てみると、さまざまな特徴や面白さがあります。
硬い種が水を吸い、小さな芽を出し、やがて何メートルものつるを伸ばしていく――。
そんな成長の過程を知ると、いつもの赤なたまめ茶にも、植物の力強さを感じられるかもしれませんね。
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