一言で「マメ」と言うのはカンタンですが、
世界には色々な「マメ」があります。
ネパール カトマンズの豆屋さん
日本でよく知られているのが「大豆」「小豆」「えんどう」
「いんげん」「ソラマメ」「落花生」の6種類。
世界で一番生産されているのが「大豆」です。
「小豆」の国内生産率が7割弱(2004年)に対して、
「大豆」は5%程度(2009年)。ほぼ輸入品です。
千葉県で有名な「落花生」もほぼ輸入品。
「ピーナッツ」と言えばわかりやすいですね。
「大豆」と「落花生」は油が採取できることから、
通常の豆類とは食物のくくりでは分けられています。
その他の「マメ」で一番の生産量は「インゲンマメ」。
えんどう豆
2012年の研究結果で、11,000年前にメソアメリカ
(現在のメキシコ付近)において、現種の「インゲンマメ」と
南米地方の栽培種と分かれたという結果が報告されています。
「ナタマメ」は、というと定かではありませんが、
メソポタミア原産といわれる「ソラマメ」から派生した、
もしくは「えんどう」や「レンズマメ」から派生したのではないかと
推測されます。
「えんどう」「レンズマメ」は、トルコの紀元前5500年頃の遺跡から
見つかっています。「ソラマメ」はメソポタミアで紀元前
2~3千年ごろには栽培が始まったようです。
いずれにしてもずいぶん昔からある植物ですね。
生産されている国の多くは動物の肉を食べない地域が多く、
豆類が貴重なタンパク源となっています。
動物と比べて安価で摂取できると共に、非常に栄養価が高く
低コレステロールであるため、健康食品としても活用されています。
「なたまめ」はまさにその通りですね。
「ササゲ」という豆のカレー。インド料理。
意外なことに日本人のマメ消費量は131位、約5g/人/日。
世界平均が約18g/人/日ですので、ずいぶん低いです。
ヘルシーでお値打ちな「マメ」。
もっと積極的に「マメ」と触れ合うべきなのかもしれませんね。
画像出展:Wikipedia「豆」より
こんにちは。
返信削除この1日の消費量には豆腐や味噌の様な豆の加工品は入っていないのですかね。どちらかと言うと加工調理されたものの方が多い印象がありますね。
コメントありがとうございます。
削除この数量は「大豆・落花生」を含まない数量です。
大豆加工製品も含まれていませんので、「醤油」「味噌」などを含めると日本の消費量はグッと上昇するのかもしれませんね。